気ままにクラシック・エッセイ

「あの曲がずっと頭の中で…」なんて事ないですか?・・・もやもや、或いは選択に悩んでいるクラシック、ジャズの相談解消します。
レコード探偵アマデウスが名曲のミステリーを、楽しく紹介します。

2019年02月

メンデルスゾーンの引っ掛け。正解はマーラー〜きらクラ!、宮崎県都城市公開収録は期待通りのリアクション

kiracla

カウンターテナーに興味津々。カウンターテナーは男性限定。ソプラノ、アルト、テナー、バスと。女性と男性で四部声部に分かれて歌うことが普通ですが、普段女性が歌うアウトの音域を男性が歌うのがカウンターテナーです。
男性、女性と日常では使いますが、音楽では男声、女声と表現する場合があるので、聞き間違いしやすいので気をつけましょう。
作詞家不詳に加藤昌則さんが作曲した、「Indian Prayer」は、この収録が世界初演。きらクラ!ホームページのWikiに特別掲載して加えておきたい重要事ですね。

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スターウォーズではメータがマントを着て指揮をした〜音響も素晴らしいのでぜひ聴いて欲しい。

ロス・フィルで、これは聴いて欲しいという名盤は、揃えるのは容易いが、2時間という枠に選曲するのは難儀だったろう。
映画の都ハリウッドに集った、ヨーロッパから移ってきた音楽家たちで組織だって成立。ブルーノ・ワルターとマーラーや、ブルックナーのレコードがある。
今でもハリウッドの映画音楽の伴奏をするオーケストラで、有象無象の集団だった楽団を、ウィーンで学んだメータが、アメリカの機能的なオーケストラを美しい響きに育て上げた。
その後を受けた、ジュリーニが流麗な音楽美とドラマティックな変化を特色にもたらした。
ドイツ系音楽では、独墺系オーケストラの精神性は期待できないが、聴いていての心地よさは極上のソファーでくつろいでいるようだ。加えてプレヴィンが、華やかな響きを与えた。ヨーロッパのオーケストラで活躍した指揮者たちと変わって、若手のエサ=ペッカ・サロネンが1999年から2009年まで音楽監督に就き。シャープな響きに変わったことがはっきり聴けて、とても靭やかでクールだ。
現在の録音は、2003年に新しく建った「ウォルト・ディズニー・コンサートホール」を拠点として行われるようになった。映画音楽の伴奏をレコーディングするためもあり、多目的に対応してスタジオの音響が変化できる。益々の新録音の登場が楽しみなオーケストラだ。
ハリウッドのジョン・ウィリアムズ指揮の演奏と比べて、フレージングの歌わせ方にロス・フィルらしさがある。シンフォニックで風格のある名演。ロス・フィルが様々な音楽に対応できるオーケストラであるとわかる。続きを読む

オペラ映画・蝶々夫人

オペラ映画をご存知だろうか。

有名オペラ座の引っ越し公演というのは、1980年頃になってからだったと記憶します。ベルリン・ドイツ・オペラがオーケストラと歌手だけ連れて来日というのはありましたが、ミラノ・スカラ座だったか、セットもイタリアで使っていたものを持って世界中を回ることはなかったのではないか。劇場を改築する必要があったためですが、それまで、本場のセットをみることができるのは映画化された公演からでした。
初めて本場のオペラを日本に紹介する目的として、イタリア歌劇団公演が数年間実施されました。それに合わせて、マリオ・デル=モナコ主演の、道化師、オテロが映画化され、上映され、テレビでも放送されました。
1970年代後半、カラヤンは、そうした意味合いのオペラ映画から変化した、映画セットやロケを取り入れた有名オペラの映像化を幾つか完成しています。蝶々夫人は、その中でも良いできでした。続きを読む

ムラヴィンスキーの「悲愴」、最初のレコードの表紙はロシア女性の横顔ではなかった。

kiracla

狭い世界の中では知りようもないこと。先週の番組で、ふかわりょうさん、遠藤真理さんご両人。童謡「トロイカ」が思い出されず、チャイコフスキーの「トロイカ」と思い込まれていてとんちんかんちん。さっそく、お叱りの頼りが届いていた。ダークダックスのレコードで聴かれて、「トロイカ」ロシア情緒というよりも、日本語の歌詞のせいもあるでしょうが、童謡のように感じると、初めて聞くこの「トロイカ」の印象を忌憚なく訊くことが出来た。この印象は、ダークダックスのレコードを選んだ、番組選曲者に落ち度がある。さて、ムラヴィンスキーの「悲愴」演奏について言うまでもない、この曲を代表する名演。私にとっては、この演奏でこの曲を覚えたので批評以前の絶対的な存在。そのレコードはドイツ・グラモフォンから発売されて、ロシア女性の横顔の表紙が馴染みがあるが、イギリスで発売されたデザインと同じで日本で発売されるのはポリドール再発の時。そういうのってある。今週の番組では、その後にマダム・ディックを大きいおばさんといったイメージで平気で口にされていたけど、ディックという言葉は男根の隠語なのですが、こちらもご存じなく番組進行されていますね。

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プロコフィエフは映画音楽作曲家でしたが、バレエ音楽を思い浮かばせる。

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きらクラのオープニングの『子犬のワルツ』は、ジャズ・アレンジのオイゲン・キケロの演奏ですが、プロコフィエフの名前は小学校か、それより幼い頃に「キージェ中尉」を聴いて親しんでいたかもしれない。小学生の時にオイストラフ、リヒテルで、ブラームスのヴァイオリン・ソナタより、プロコフィエフに先に接している。当時はバレエ音楽の作曲家と捉えていたが、後年、プロコフィエフが映画音楽作曲家だと知った。そのことがロシアの文化に興味惹かれた時でした。

天気予報では4月の陽気と伝えていたが、土曜日に阿蘇山上に積雪があったことで、盆地になっている熊本市内に今朝寒さが届いたのか。午後になって風もあり、午後2時半に、らじる★らじるのネットワークが切れた。再読込してネットワークエラーは表示されなくなっても音声がでないので、うろたえたが、地域を『東京』にすると放送が聞こえた。「吹奏楽のための“クロス・バイ・マーチ”」の途中だった。改めて『福岡』に戻して、続けて放送を聞くことが出来た。

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